Stray Cat Blues

俺たちにも明日はある!

Time wait no for one

2008/06/22(日)


「彼」と、俺と、それからと、これから。

時の流れは少しづつだが確実に、如何なる出来事も過去へと追いやりつつ影を薄めて、やがては当人と伴にこの世から消し去る。
時が経てば文字や言葉にしたところで「ソレ」は「ソレ」でしかなく、「ソレ」に伴うなんやかやも曖昧になってしまう。
それではこの世に起きる事象の全ては、まるで意味の無い事なのか? って彼は言うけれども、そうであるかも知れないな。

大体が、この世に真実なるものが存在するのか、しないのか?
仮にあったとしても、結局どう立ち回るかで物事の様相は大きく変わってしまう。

あの時、どういった選択がベストであったのかは、今になっても分からない。
「覆水、盆にかえらず」考えるだけ無駄なのかも知れない。

しかし、彼は考えた。出来るかぎり考えた。
分からない奴には、その考えると云う事の重みなど理解出来ぬだろう。
兎に角、彼は明けても暮れても考えた。そして、彼が考え悩む間も、時は悠々と流れていった。
その流れが更に彼の考えを急流や寒流、または清流へと変えていった。

そうして終に彼なりの「落とし所」へと行き着いた。
こう書いてしまうと、簡単に辿り着いたかの様に思えるかも知れないが、片手程の年令を数えた。
その間に体を壊し、秘密の職にも従事して苦い汗をしこたま流した。

俺が事の顛末を彼から聞いたのは、全ての片がついてからだった。

その「落とし所」はこれ以上は無いと云う位に完璧であった。
おいそれと他人が真似出来ぬ程に完全だった。

そして失礼ながらも俺は、そこまで彼が深く考えを巡らせていた事に驚き、ちょっぴり感動した。

「気持ち」なんてものは生半可な事ぢゃ形にならない。

未来をつくるのは「心意気」しかない!

あくまでも個人史なので詳細は省きますが、まだまだ「心意気」のある奴は存在します。

「あんた、男のどこら辺?」――矢沢 永吉

終わり
  1. 山川草木
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コメント

最高
  1. 2008/06/23(月) 00:22:51 |
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