
珍しくブラウン管に釘付けだった一日である。
しょぼい理由の為にとった行動だが、まずまずの充実感を得られたのは幸いであった。
我が家がWOWOWを観られるとは、今日の今日まで知らなんだ。
家族が皆、出払ったところでスイッチオン。
すると川島雄三・監督作品『わが町』に、ぶつかる。
多分、後半へ折り返したあたりから観たのだと思う。
大戦前から戦後へかけての大阪人情劇。
人力車夫たぁーやんの生涯は決して格好良くは無いが、心意気が痛快で気持ちいい。
よれよれの爺さまになっても、啖呵をきって一歩も引かない辺りは最高に楽しいし共感が持てる。
俺もあんな爺さまになりそうな気が……。
遅めの朝食を済ました後は三木聡・監督作品『亀は意外と速く泳ぐ』を観た。
なんだ、これ? くだらねぇなぁ〜と云う程に主題がよく分からないが、主演の上野樹里の外れた演技に恐いもの見たさで最後まで付き合う。
上野樹里扮する平凡な主婦が、くだらない切っ掛けでスパイになり修行すると云う話。
仲間のスパイでラーメン屋が居るのだが
「スパイとばれない様に平凡であれ」
と、美味くも不味くもない、そこそこの味ラーメンを作り続ける。
と云ったナンセンス・スパイ喜劇。
主演の上野樹里もそこそこにかわいいし、そこそこに笑える映画だった。
あぁ、今気がついた!
主題は「そこそこ」だったのかもな。
なんとなく、『ハドソン・ホーク』はパスして一時テレビ前から撤退。
三時からのジョニー・デップ特集観たろと思いながら、雑事をこなす。
『ネバーランド』は見逃したが『妹の恋人』は頭から観られる。
タイトルから『ネバーランド』の方が観たかったのだが、意外や意外。
この映画、俺、好きだわ。
自動車修理工の兄貴が冴えない奴で俺好み。
全編を観てジョニー・デップって結構良いかも? と今更思う俺が居た。
偶然にも三つとも笑える映画だったので、少し軽くなる。
『チャーリーとチョコレート工場』は敢えてパスして、ロベルト・ベニーニの『ライフ・イズ・ビューティフル』を観てしめるかと思いきや、父親が毎回観てる大河ドラマと時間帯が被っていたので断念。
父親が寝に入ったところでジョン・ポルソン監督の『ハイド・アンド・シーク』へトライ。
いまいち……。この手の作品でヒッチコックの『サイコ』より面白い物って中々ないよなぁ。
しかし、デニーロは勿論だが、ダコタ・ファニングは良い演技するねぇ。

