Stray Cat Blues

俺たちにも明日はある!

What's New

2006/12/31(日)


母、無事帰る。

そんで蕎麦なんかを打っている。

ま、そういう年の瀬。

――平成十八年は

自ら買ったCDやレコードはゼロ。
じっくり音楽を聴こうとする欲求や余裕も皆無だった一年。
ここ十年では一番聴かない年だった。
そんな中で割合よく聴いたのはクラシック。
理由は自分でもよく分からない。
ベートーベンの協奏曲とショパンのピアノ・ソナタ。

記号化するロックの擬きは二回も聞けばゲップが出るんだよ。

突っ張るところは貫かないと、こっちまで悪影響でダサい奴に成り下がる恐れあり。

一年を通してこまめに聴いたのは、『シュガーかつみ:LIVE BOOTLEG 2004ー2005 BOXINGLEE'S CAFE』でしたな、結局。わっはっはっ!

今年も肉眼でポール・ゴーギャンを見た。
『かぐわしき大地』ってやつ。
サルバドール・ダリは見れなかった。

相変わらず乱読したが、量は少なめだった。
二十冊くらいかな。
素直に面白いと思ったのは志賀直哉さんの『小僧の神様』、谷崎潤一郎さんの『猫と庄造と二人の女』、山本周五郎さんの『青べか物語』など。
日本の作家陣の作品を読む事が割合多かったな、再読も含めて。

カポーティは映画になって作品が平積みされてたっけ。
その映画は見る機会を逃した。
そもそも映画館に行くことも皆無だった。

WOWOWはかなり見たな。
テレビはここ十年では一番見た。
『朝ズバ!』とか『世界バレー』とか。
さすがに連ドラはみないけんども。

まぁ、そんで全般的にすったもんだ、すったもんだ、すったもんだ……。

特別に「来年はこうだ」と云う事も無く、紅白を見ている。

やっぱ、りみちゃんは素敵だな。
声がいい。
家族全員同意見。珍しい。

おふくろが「中居君は歌が下手なんだよなぁ」なんて言っている。
しかし「キャプテンやってる」から大したものらしい。

意味分からん……。

では、いざ新年へ。
  1. 山川草木
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白菜がてんこ盛りで親父と俺

2006/12/29(金)


緊急入院。

心臓の環状動脈(?)はなぜに細くなる?

親父と出来合いの弁当ですました夕食。

静かに夜は明け、そして手術。

無事、終了。

あと三日で年を越す。

アナキンが言った
「ぼくもパイロットだよ」

病院とか医療とかも宇宙旅行と同じ位に難しい。

技術。……では無く、「みようとするもの」への理解と思考と思想とか。

そして、まったく同じ世界の中で、ちゃぶ台にのったぶつ切りの白菜。

そいつでまた親父と、もそもそと食事をすます。

ロックンロールっちゃ、なんだろね?

昨日と今日は違う一日で、明日も今日とは違う一日だ。

同じ二十四時間なんだけんども。

同じ一年365日なんだけんども。

連続する一瞬の継続する憂い、もしくは記憶、あるいは限りない望み。

一寸先は闇でもあるが、明日は明日の風が吹き、陽は昇りまた沈み、そしてまた朝が訪れる。

そんな流れのどこかで、親父と一緒に白菜を食べている俺。

俺達もパイロットなんだ。

多分、君達もパイロットなんだろうね。

年内最後であろう海の眺めはきらきらと眩しくて、両の目をハッキリと開けてはいられない。

あまりにも広大で、あまりにも力強く、あまりにも清しく、あまりにも懐かしい我儘なあの人と同じ。

そりゃぁアンタね、色々と事情はありましょうよ。

当たるも八卦当たらぬも八卦。
ずっこけたって未来は在る。
連続する「今」の時間の経過の事だけど。

そのどこかの「今」で親父と一緒に白菜を食べている俺なんだな。

とっても、とっても、とっても微妙な未体験ゾーンなんだな。

もし、ずぅーっとこうだったらどうだろうかな? 
そう思えば思う程に、この目の前の食べきれない量の白菜は白々しく、俺と親父は微妙に牽制しあって箸をのばすんだな。

みんな幸せになっちまえば良い。
一番簡単な方法で。

「まぁ、それが一番難しいんだろうけど……」

……とまた箸をのばし、白菜を食べている。

俺と親父と白菜。
  1. 山川草木
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土産に貰った賽子、二つ。

2006/12/25(月)

白味噌を買って来いって言うからよ、真っ暗な畑の道を抜けてカドヤへ行ったわけよ。

味噌なんてのも、とくとくと見てみれば色々な種類があるもんで、1キロで五百円しない物と500グラムで五百円以上する物とは何が違うのか是非食べ比べてみたいもんだ。
とりあえずは簡単に安めの物を選んでみた。

会計を済ましたところでついでだから、煙草も買って帰ろうと販売機へ向かうと、女の人が買い置きするらしく数個まとめて買ってんだな。
その傍に男の子と女の子が見守る感じでつっ立ってるから、てっきり親子だと思って待ってたんだな。
女の子は五、六才ぢゃないかな。男の子は小二位。
そんで女の人が「すいません」なんて言いながら頭下げて立ち去るんだけど、子供達は販売機の周りでそれまで通りつっ立ってんのよ。

「あぁ、なんだ親子ぢゃないんだ」なんて思いながら販売機に小銭を落とし込み、俺は少し違和感と云うようなものに捕われたな。
だって、その女の人と子供達の距離感が傍からみると親子の近さなわけよ。

そして今正に、その女の人のポジションに居るのが俺なんだな。
女の子の方は俺の視界の中に居て、そのオカッパ頭の下からやっぱり見守る感じでジーッと販売機を見てるわけ。

すごく気になってきて、話してみようかとも思ったけど、今日び幼女に話かけるのは面倒臭いんだよな、世間的に。
なんせガキ共に馴つかれ易い体質だから、下手に度胸がある子供だと俺の後を連いて来たりすんだな。
それを見かけた親が俺を不審者扱いしたりして、気分を悪くする事頻り。

兎に角、煙草を買う僅かな時間に色々と考え、つり銭を取出し黙ってその場を離れたのだけど、やっぱり気になって振り返ったんだよ。

すると女の子がつり銭取出し口に指を突っ込んで、明らかにつり銭が残ってないかを探っているんだな。
お兄ちゃんの方を見ながら何か言ってたな。もう俺は五、六歩離れていたから何を言っているかは分からなかったよ。

目撃した瞬間に俺は、

「えぇーっ! そう云う物語かよ!」

って感情にならない何かが走ったな。
君達はその為に販売機の傍につっ立ってんのかよ……。

今宵、あの兄弟の元にサンタが現われると良いなぁ……。

俺が買って帰った味噌は味噌漬け用の味噌で、味噌汁や煮込みには適さない物らしい。

買い物って小さな経済ドラマなんだな。
  1. 山川草木
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人に歴史あり

2006/12/24(日)

20061224081744
年末の大掃除は続くよ、どこまでも。

我が家の場合は掃除と云うよりも不要物の排除が主だ。
不要物と云うよりも捨てられずにいた物達だな。

よくもまぁ、ここまで保管していたなと驚くこと頻り。

その不要物の中で目をひいたのが『マンガのかきかた』
ぼくらの入門百科、つまり少年向けの入門書。
これ、俺が小学生の頃に買った本だけど、よくまぁ残ってたなぁ。
何度も読んだけど、てんで理解に苦しむマニアックな本だった。
原稿料の目安をクラス分けで表に出して「新人はEクラスから、一色、一ページ2千円位……」とか臭いが芳ばしい入門書。
それと同時に発見したのが、個人的には不朽の名作。
鴨川つばめ・著『ドラネコロック』1巻
いまだに鴨川つばめさんなら『マカロニほうれん荘』よりも『ドラネコロック』が好き!

さらにぞくぞくと出てきたのはコナン・ドイルのシャーロック・ホームズ。
『緋色の研究』以外はほぼ全部ある事に感激。
夢中になって読んだよなぁ。『バスカーヴィル家の犬』なんざ展開の奇抜さに震えて読んだっけ。

そして、HOBBY JAPANのオリジナル・プラモデル『S.F.3.D』シリーズ達。

こんな物が残っているとは……。
今更、組み立てようとは思わないけど、捨ててしまうのは惜しい代物だ。

どうすっかな……?

その他、柔道着だの野球部時代のウインド・ブレーカーだのは、なぜに残っているのかは謎。

生活する場所が二十年前と同じなのに、えらく遠くまで来たもんだと実感す。

そういえば、家の裏手にこじんまりと置かれたガラクタの中には、ピンクレディーのごみ箱が錆ついて残っている。
サウスポーのコスチュームが日陰で寒々しい。

ピンクレディーとシャーロック・ホームズとドラネコロック。

あばよ! 俺の少年時代!

ゆく年くる年。
  1. 山川草木
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矛盾積憤

2006/12/21(木)


つまり、私自身がまだまだ未熟なのだろう。

否、相変わらず未熟なのだ。

どうしても、揺れる一瞬間を捕らえきりたいのだ。

それは情報手段ではなく、創造手段としてのなにがしである。

裏側には恐怖心の様なものが潜んでいる。

あぁ……波止場で冷たい飛沫に塗れ、リセットするつもりが元の木阿弥
握り拳に脂汗かいて、背中に冷や汗を滲ませてんだ。

『時は金なり』

『時は悪あり』

『時は我なり』

『時は彼なり』

『時が策なり』

『時が咲くなり』

『時が裂くなり』

『彼が無くなり』

『我は鳴くなり』

『誰が行くなり?』

『誰と行くなり?』

『たかが金なり』

『されど金なり』

『たまに愛なり』

『まさに哀なり』

『藍が重なり』

『空は夜なり』

『夜が薄まり』

『風が起つなり』

『時の鐘が鳴り』

『時が往くなり』
  1. 山川草木
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ちょっと待って! Play Back pt2

2006/12/20(水)


すっかり真冬。
夜に単車を走らせると、耳も指も千切れそうな位に冷え込みます。

今日は昼食を某ファースト・フードで済まそうと、一人テーブル席でメニューを睨める。

「ご注文、お決まりでしたらお伺いしますが」

「ハーブチーズ牛丼の……?」
と言ったしなに顔を上げると、見覚えのある顔が視界に現われた。
反射的に「〇〇ちゃんだよね? 俺の事、覚えてる?」と口走る俺。

やや奇妙な間が空いて「……あっ! 思い出した! お元気ですか?」と相手。

「うん。元気だよ」と答えたところで微妙な空気になった。

如何せん、ファースト・フードは回転が早い為、お客さん一人一人に費やす時間は極少。
たとえ知り合いだろうと昼時の忙しい最中に個人的な会話は憚れる。

食事中も二度程、視線同士がぶつかるが極めて微妙〜な感じ。

自意識過剰だと言われればそれまでだが、なんとなく座りが悪くて早々に退散する。

俺自身はEverytime O.Kなのだが、世間は些細な時間すら『時給』だの『能率』だのが貼り付いてやがるから面倒臭い。

まぁ、それはさておき、久方ぶりの再会で最初に胸を過ったのは、

「Kちゃん、美人だったんだなぁ……」

と、云う事。

お互い確実に年令を重ねているので瑞々しさは半減しているのだが、一目で気付く程にあの頃もこの頃もKちゃんはKちゃんのまんま。

今更「美人だったんだなぁ」とか言ってる俺はあの頃も『分かってないガキ』だった訳だ!

ゲンジが「何処の店だか教えてくれ! 食いに行くから」と言ったが、俺は教えてやらなかった。

個人情報保護法だぜ!

駄目だよ。俺達なんかは何時まで経っても『分かってないガキ』なんだから。
  1. 山川草木
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忘れてしまえ! 年の暮れ。

2006/12/18(月)


That's忘年会。

現在働いている職場で初の忘年会。
なんでも社長はノロウィルスに感染したらしく欠席。
俺は遠出の現場ゆえ会場へ直行。

「飲んだら乗るな」の旗の下、宿泊可能な浴場施設でしゃぶしゃぶをたらふく食べた。

それなりに無礼講の暴走が行き交い、あーでもないこーでもないと日頃の垢を吐き出す酒の席。

ほぼ八割り方の人はメロメロになって、何もかも忘れる位に酔い潰れる。

若い頃はこの雰囲気が面倒臭いと感じていたが、この頃は笑っていられる自分がいるのさ。

天は人の上に人をつくらず。人の下にも人をつくらず。

さてさて夜が明けて、前日同じ現場から直行したツネちゃんを探してみるが見当たらない。
会場まで俺と同乗して来たのだから、先に帰る筈もないのに見当たらない。
車の鍵は俺が持っているのに。

日曜出勤の為、先に会社へ戻った連中に電話してみると、ツネちゃんの車はまだ会社にあると云う。

まさか歩いて帰るなんて事もあるまいと、あちこち探してみるが見当たらない。
携帯の電源は入ってないし、手がかりはまるで無し。
二時間も探した挙げ句、段々面倒臭くなっちまったし、ツネちゃんもガキぢゃねんだから自分でなんとかするだろうと意を決して一人で帰社すると、携帯の呼び出しが鳴る。

ツネちゃんだった。

「今、何処?」

「常磐線です」

「……はぁ? なんで?」

「場外(馬券場)へ行くところですよ。まだ寝てるかと思って電話しました。もうそこを退場しないと追加料金をとられますからね」

「……いや、もう会社に戻ったよ……」

「じゃぁ良かった。それでは」

ガチャ。ツーッ、ツーッ、ツーッ、ツーッ。

「……。」

あぁ、年の瀬。忘れてしまおう今年の事は今年の内に。
  1. 山川草木
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マンマミーヤ

2006/12/16(土)


かっちょ悪い一日。

相対的に存在するソリッドな精神は錆々で、鞭を入れても歯車は軋みをあげるばかりだ。

レイク・プラシッド・ブルーの電気ギターは、そう簡単には口説けない。

まるで君みたい。

くたくたに疲れているのに、わざとアーバンな熱気に身を浸して指先は裂けちまいそう。

どこまで行った? 代えがたい甘さのブルーノート。

指先が千切れる前に、Mymyが千切れて灰になりそう。

「すごいでしょ。これが40年代の真空管だよ」

俺に学ぶ機会を与えてくれたクレイジーな知識人の方々へ、笑って挨拶出来る様にひたすら人生の瘤を厚塗りするのさ!

何も要らない!

……と云う事もない。2、3喉から手が出る程欲しくなる物がある。

何処にも売られていないから、サンタにお願いするしかないが、生憎お願い出来る年令でもないし、自身の指先が裂けるまで誰にも会いたくありません。
  1. 山川草木
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大人はわかってくれない。

2006/12/14(木)


それはある目上の方のぼやきなのだが、妙に可笑しくやや哀しい話だ。

垣間見える生活感と云う現実と、夢見る子供達の幻想が織り成す飽くなき攻防なのだ。

話の発端は先頃発売されたPS3だった。
常磐道那珂インターを過ぎるしな「盗まれたってね?」と話をふられた。
別段ゲーム機に興味は無いのだが盗まれた話には気を引かれ、俺の知り得るPS情報を提供して話を繋げてみる。

いわゆるテレビゲームと云う物には食指がのびないが、それにまつわるなんやかやには興味深い話がある。
PS本体にある簡単な仕掛けを施すと、本来起動しないはずの非合法ソフトが起動してしまうらしい。

……とかね。

それもこれもトリックでしかない訳ですが、騙される騙されないとは一線を画す、受け手の立場が違えば捉え方も変わるところが私的にミソな部分であるのよ。

盗まれた話も斜めに見たら「風が吹いたら桶屋が儲かる」って解釈も出来るしね。

180台盗むなんて、どんな窃盗団なら可能ですかね?

あまり俺理論で妄想講釈すると漫画になるので割合しますが、そんな話をツネちゃんにしてみたら、

「予約しなきゃ絶対に買えないんぢゃないかって気になりますね。と云うより予約しようと暗示にかかります」

とまぁ、クリスマス前の父親は子供の期待で疑心暗鬼全開。

挙げ句の果てには関係の無いぼやきを吐き出したのだが、これが絶妙で面白いのよ。

一つの漫画に人気が出る。

するとソイツがアニメになる。

するとそのキャラクターの絵柄付きで、筆箱が出る。ノートが出る。鉛筆が出る。消しゴムが出る。カードが出る。などなど……

きりが無いと言うわけよ。人気漫画が出れば出る度にその様だと。

お父さんは手持ち弁当に飲み物持参で働いてるんだな。人気漫画に呪いをかけながら。

そして最後の一言が最高だったぜ、ツネちゃんよ!

「ガンダムってあるでしょ。あれ、次から次へと新しい機体を開発するけど、決してジオン軍に勝つ為ぢゃないよね。新しい商品を作る為だよね」

それは、ひっかけ問題的に意地悪な意見だが、ツネちゃんにしてみりゃガンダムなんて浪費させられる対象物でしかない訳だ。
誰かの平和を守る前に、我が家の家計を守ってくれ! とな。

そんで子供が将来成りたい職業を「ガンダムの操縦士」だって言うから、その内「(本物の)ガンダムを買って。父さん」と言われ兼ねないと。

「そりゃ大変だ」と笑うしかなかったさ。

大丈夫だよ。現実的に考えたら機動性は悪いし、戦闘用であのデザインは選ばないです。
大体、戦闘用ロボットに顔が必要な訳が無い。

こんな具合の全く夢の無いクリスマスぼやきに、俺は猛烈に痺れるのさ。

●おまけ●

「歓びを歌にのせて」と云う映画は良かった。

あんな風に歌っておくれよ! anybody.
  1. 山川草木
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ちゃかちゃんちゃん。

2006/12/11(月)


我が家には茶の間にテレビが一台。

昔からずぅーっと、そうでした。

なので、茶の間に居ると自ずとテレビが視界にあるわけで、食事中は見るとなく見ているのですよ。

ここ2〜3日の事なのですが、CanonのCMに岩合さんが出ているぢゃありませんか!

え〜と、タッキー? と一緒に画面に映った時に思わず「あぁぁーっ!」と声を挙げてしまったです。

「ブルース・キャット」と云う、正に私好みの写真集を撮った岩合さん。
あの「翔んでる猫」の写真を見た時から、個人的に気になるランキング上位の岩合さん。

偶然にもブラウン管越しに人と為りをお見受けして、胸中は悲喜交々です、岩合さん。

なんでも人から聞いたところによると、岩合さんのブログは素敵に愉快らしいです。
……が、私は携帯しか手段がない為に未だ見れないまま。

なんとなく、テレビにどーんと出演した事で写真集が入手困難になったら嫌だなぁ〜。
なんせCMの相方がタッキーだもんな。茶の間での知名度、鰻登りだろうなぁ。

……なんだか、嫉みと云うか、やっかみが零れ出したから、この辺で止めとこう。

岩合さんは素敵な動物写真家です。
  1. 山川草木
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おふくろさんよ!

2006/12/10(日)


いえね、文句があるって程でも無いのですが、ただね……そのぅ〜

やはり、日本人の長い歴史の中で培われてきたものってある訳ですよ。
まぁ、相性って云うんですかね。

秋刀魚に大根卸しとかね。

そう云った調和を鑑みる方向でね、臨んでみたらどうでしょうか? とね、そう思う次第でありますわけですね。

いやぁ〜……鮪漬け丼にパンプキン・シチューが一緒に並ぶ食卓は、結構、覚悟が要りますよ。

箸とスプーンの二刀流になるわけだしね。

しかもね、パンプキン・シチューに里芋が入ってるなんてね……奇抜過ぎて一瞬何だか分かり兼ねましたよ。

「里芋入れたの?」と尋ねてみれば、

「一つだけ寂しそうに残ってたから、使っちゃった。あんたのとこに入ってたの? 当りだね。合わない?」
なんて笑っているのですから、言葉が出ませんよ。

先日もね、鍋だったんですがね。
鱈で水炊きですよ。
この時期には最高ですな。
ところがね、色合いが妙なんですね。
茶っぽいんだよね。水炊きが。

「なんで……?」と疑問に思いながらも箸を出したら、甘いんだなコレが!
お砂糖の甘さだよ。

「なんなの、コレ?」と尋ねてみれば、母曰く

「豆腐が無かったから、代わりに小豆豆腐って云うのを使ってみた」と言うわけよ。

小豆豆腐って……

よく分からないけど、あの羊羹みたいなモノでしょ。

アイディア料理にも程があるってもんですよ!

薄めた汁粉の様な水炊き鍋って想像出来ますか?

本当に感謝してます。

おふくろさんよ! ありがとう!
  1. 山川草木
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大切な一日であった。

2006/12/08(金)


世界は広い。

無限に広いとは言わないが、一個人の限りでは到底及ばない気がします。

よくもまぁ、地球は丸いものだと感心する。
もしも四角であったなら、四隅の角っちょの先っぽは世界の限りと云う事で、つまり最終地点の代用品にされて骨を埋めに行く人が殺到した事だろう。

だけんども地球は丸いから、ぐるぐると限り無く回り続けられるのだ!

なので、ある意味では無限に広いとも言えるのさ。

それゆえに自分が何者であるのか、その辺をはっきりと自分で認識しておかないと、未知に間酔うてしまうのだ。

道に迷う位なら、どうって事もないけれど……。

別に慌てる旅でもないし、迷う事も楽しめばいいのだが、

俺は毎日、その日の気分で世界を拡げたり狭くしたりして目玉を回し続ける。

食物については殆ど嫌いなものがないのに、広い世界には大嫌いなものが佃煮にして売る程あるぜ!

また、その一つ一つが馬鹿馬鹿しくて、体の芯までコペコペの湿気た煎餅にされちまう。

そうして狭い世界へ、口笛を鳴らしながら帰るのだが、また気分次第で窓から這い出し広い世界へ紛れ込みしながら闘いたくなるんだな。

体中の細胞と云う細胞が、あるたった一つ成分に依って騒めき、衝き挙げる欲求を縦横無尽に走らせる。

また「ハッピークリスマス」が流れだして、無性に会いたくなる顔がちらほら浮かぶ。

予感がする。

予感がするぜ!

野良猫が俺の右手に爪をたてた。
「目を覚ませ!」
それなりでしかない群れには永訣の黙秘を誓え!
石英と月光の相乗効果で不老不死は震撼する列島の憧れ。

また、回りだすにはお誂え向きな冬が、唸りをあげて歓迎してる。
  1. 山川草木
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I Can't Help Myself

2006/12/03(日)

多分、慢性化した不信熱の所為だろう。
妙にリアルで可笑しな夢が毎夜やって来る。

――俺は気の置けない連れと、何処かのショッピング・モールをぶらついてんだな。
俺は手にエピフォンのカジノを持ってんの。

そんでソイツをリペアに出す算段をしてるわけ。

胡散臭い若年寄りの店員にアレコレ注文をつけて見積もりさせたら、¥42.000だって言うんだよ。

俺は相当に口煩く注文をつけたのに、その値段は格安だったから大喜びで即預けして駅へ向かうのよ。

すると駅前でヴァイオリンの弾き語りをしてる奴がいてね。
曲はポルカ調だったよ。

凄く良い曲なんだな、コレが。

よく見ると幼い男の子と女の子なのさ。
しかも歌を唄っているのは女の子の方なんだけど、明らかに歳は小学生以下なんだな。

そんでもって、その歌の歌詞がまた、明らかに即興なの!

俺はもう、ただただ感心しちまって
「この子は天才だ!」
なんて思いながら聞き惚れてんの。

すると何時の間にか、俺の背後にアップライト・ピアノがあって、俺は知ってる和音だけで彼女達と一緒に演奏しだしたのさ。

確か二つの音しか使わなかったな。

と、まぁ、それだけの夢だったんだけど……

なんか「啓示なんぢゃねえの?」なんて気がしてね。

俺は居ても立ってもいられない感じで、思わず雲助に電話したよ。

「お前のカジノ、売ってくれ!」ってね。

答えは程よくO.Kだったから、我が家にカジノが来た暁には早速ポルカ調の曲をマスターするつもり。

あぁ、楽しみだ!
  1. 山川草木
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明日も誰かがインスパイア遠近法

2006/12/01(金)

まったく体調が回復の兆しをみせない。

ふわり、ふわりと体が浮いたまま、何もかもが通り過ぎてゆく毎日だ。

――俺の前にたちはだかるのは、にれ檜。
そいつは推定9メートル上まで枝を延ばし、地中にはどこまで深く根を伸ばしているのか見当もつかない。

元は盆栽だったそうな。

持ち主曰く
「盆栽でいじめられてたからな、自由にしてやったらこんなに大きくなった。まさか、ここまで大きくなるとはなぁ。あそこさ植えて二十五年位になっかな……」

そいつの枝を、俺は伐ったんだ……。

トラック2台分も伐ったんだ。

ちょっとづつ「ごめんなさい」と落としていったら、寒々しい姿になっちまった。

その枝や幹を運び込んで釜戸で燃やしてみたら、小さな悲鳴みたいな音をたてて真っ赤な炎が俺達を温めた。

そんな俺達を見て、通りがかりの爺っちゃんが慌てて自転車を止めた。

「これは……?檜……ぢゃぁねえのか。」

「にれ、だよ」

「檜だら持ってけぇんだっけがな」

「にれぢゃ駄目なの?」

「椎茸やんのにゃ、ちょっとな……。檜だらばんばん育つんだ」

『爺っちゃん、多分、にれでもいけるよ』それは口に出さずに見送った。

ぴんと張り詰めた冬の冷気の中で、きりきりする熱い炎が爺っちゃんの背中を照らしていた。

年が暮れてゆく。

付記:先週の勤労感謝の日の事。
明け方に咳き込んで目が覚め、薬を飲んでボーッとしていたら何故か無性に「兎の眼」を再読したくなり、奥からひっぱりだして読み耽る。
ほぼ一日かけて読み切ってしまい、程よく体内の毒素が抜けて
「あぁ……いいな」とテレビの電源を入れたら、灰谷健次郎さんの訃報が流れだした。

なんだか、偶然にしてもかなり驚いた。

心より御冥福をお祈りします。
  1. 山川草木
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